アナタは知っていますか?映画の右上に映る 黒い丸の正体とは?

皆さんは 古い映画を見ているときに画面上右上に 黒い丸もしくは白い丸が時折点滅しているのを知っていますか?

あれは映像の乱れなどそういうものではなく、上映上必須なものだったのです。

黒い丸はチェンジマークもしくはパンチマークとも言い、手動で映写機を切り替える際に必要なマークなんです。

今の映画はほとんどデジタル映像になっているので、再生ボタン一つで

何もしなくても、最後まで映像が流れるようになっています。

2013年には、映画は約80%程度がデジタル化しているといいます。

映画館でフィルム交換をしていた映写技師も年々その数を減らしているそうです。

しかし、1890年代頃~の映画はフィルムで上映されることが当たり前でした。

フィルムはだいたい1映画につき5巻ぐらいになるそうで、

もっと古いときは1映画につきフィルムが9巻必要だったそうです。

そうなると映像は1巻10分ぐらいで、交換しなければなりませんでした。

忙しいですね;;

しかもタイミングがずれると、絵がうまくつながらないので、そこは映写技師の腕の見せ所だそうです。

その合図として、次のフィルム交換の準備として黒い丸がでるようになっているんです。

このフィルムを交換する作業はとても、技術が必要だそうです。

片方のリールが巻き終わり、次のリールに映ると、滞ることなく、切り替えを行ったり、

また、照明の調整や、上映後の音楽のセレクトも行っていたんですって。

今では考えられないことばかりですね。

日本も映画がもっと生活に根付くといいですね。



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